謎解きの日々。

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脱出ゲームメーカーのアップデートの話

お久しぶりです。LunchTeckです。

約二週間前に脱出ゲームメーカーのアップデートが来ました。その内容は、

ゲームに分類用のラベルを追加

選択肢ボタン表示のイベントを追加

・トップ画面の定番人気枠を定期的に自動更新する機能を追加

・軽微な不具合修正

下二つはプレイヤーにとっては知らなくてもいいです。重要なのは上の二つ!

早速触ってきましたので紹介していこうと思います。

 

※個人の見解が含まれます。

 

 

目次

 

 

1.ラベルについて

脱出ゲームに「ラベル」を付けられるようになりました。他のゲームでいう「タグ」機能と同様のシステムです。

ラベル

上の画像は私が作った「脱出のすゝめ」の概要が記された画面です。赤丸で囲まれているものが「ラベル」です。これをタップすれば、同じラベルが付けられた脱出ゲームが表示されます。例えば、「初心者向け」のラベルをタップすれば他の簡単なゲームが見つかる、要は同じ属性の脱出ゲームにアクセスしやすくする魂担です。

10/23現在ラベルは私しか使っていないようです。もっと使って欲しいですね。

余談ですが、はてなブログにもタグ機能が実装されていました。この記事から使っています。

今回これがメインというわけではないのでここまでにして次に移りましょう。

 

2.選択肢コマンドについて

選択肢コマンドが実装されました! めちゃくちゃ嬉しいアップデートです。

このコマンドはその名の通り、選択肢を表示するコマンドです。

f:id:LunchTeck:20201102154509j:plain

大体このような感じ

私が「脱出のすゝめ」で導入した例(画像参照)を挙げると、ステージ選択に戻るボタンを押した際に今一度確認をするようになりました。「はい」を押せばメッセージが表示されてステージ選択画面に戻り、「いいえ」を押せば元の画面に戻るようになっています。

このアップデートで脱出ゲーム制作の自由度が増しました。上の例はほんの少ししか効果が期待できませんが、活用すれば様々なイベントが作れます。

私が最も期待しているのは、脱出ノベルです。自作のストーリーに選択肢を加えるとよりボリュームが増しますし、触れ込みやすくなるかと思います。場合によって既存の「文字入力」コマンドと使い分けるのも良いでしょう。

次からは選択肢コマンドの使い方を紹介します。

 

3.選択肢コマンドの使い方

以下は脱出ゲームを作る方向けです。

選択肢コマンドは「処理終了」の上にあります。では設定画面(下の画像)を見てみましょう。

f:id:LunchTeck:20201102162451p:plain

選択肢コマンドの設定画面

「メッセージ」は質問の内容です。必須項目ですが、入力したくない場合は空白を入れると解決します。しかしそれだとプレイヤーには分からない場合があるので特別な事情がない限り設定した方が良いでしょう。

「フラグ」は数値フラグのことです。もちろん必須項目。

「選択肢」メイン項目です。当然必須項目ですし、むしろここがミソになります。左のボックスでボタンに表示するテキストを、右のボックスで先程選択したフラグにセットする数値を入力します。

この数値を利用してIFコマンドを作ることで初めて効果が示されます。以下に例を示します。

 

・選択肢

 メッセージ:好きな果物は?

 フラグ:fruit

 選択肢1:モモ 1

 選択肢2:リンゴ 2

・IF fruit=1

 ・メッセージ:へぇ〜モモがお好きなんですね!ではモモジュースをどうぞ!

 ・処理終了

・IF fruit=2

 ・メッセージ:へぇ〜リンゴがお好きなんですね!ではアップルサイダーをどうぞ!

 ・処理終了

f:id:LunchTeck:20201102165616j:plain

上の例をイメージ化したもの

 

といった感じです。伝わってくれたら嬉しい。

さて、ここからが応用。普通であれば一つのコマンドで5つしか選択肢を作れませんが、IFコマンドを活用すれば無限択作ることができます。まずは頭の中でコードを作ってみましょう。

答えはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答です。「色」を例に示しましょう。

・選択肢

 メッセージ:好きな色は?

 フラグ:color

 選択肢1:赤 1

 選択肢2:青 2

 選択肢3:緑 3

 選択肢4:黄 4

 選択肢5:他の色 5

・IF color=1

 ・メッセージ:リンゴ

 ・処理終了

・IF color=2

 ・メッセージ:空

 ・処理終了

・IF color=3

 ・メッセージ:木

 ・処理終了

・IF color=4

 ・メッセージ:バナナ

 ・処理終了

・IF color=5

 ・選択肢

  メッセージ:好きな色は?

  フラグ:color

  選択肢1:オレンジ 6

  選択肢2:ピンク 7

  選択肢3:紫 8

  選択肢4:黒 9

  選択肢5:白 10

・IF color=6

 ・メッセージ:みかん

 ・処理終了

・IF color=7

 ・メッセージ:桜

 ・処理終了

・IF color=8

 ・メッセージ:ブドウ

 ・処理終了

・IF color=9

 ・メッセージ:インク

 ・処理終了

・IF color=10

 ・メッセージ:雲

 ・処理終了

答えは「IFコマンドの中で選択肢コマンドを作る」です。わかりましたか?

なお選択肢コマンドの後で処理終了コマンドを入れないこと。メッセージ表示が出来なくなります。

本当は最初の選択肢に戻るコマンドが欲しかったのですが、ありませんでした。グスン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか。 選択肢コマンドの導入によって脱出ゲーム開発の幅が広がりましたし、ラベルの追加によってゲームが探しやすくなりました(かもしれない。いやなってくれ)。結構大きめのアップデートと言えます。新機能を活用した脱出ゲーム、誰か作ってくれないですかね。

最後に、私が作った脱出ゲームで遊んでください。それでは。

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